ロングバケーション
呆気にとられる私を差し置いて、颯太は
慎一の所に走って行ってしまった。
・・・その場に立ち尽くしてる私は、2人の会話を、
ただただ見つめていた。
…若干の距離がある為、2人が何を話しているかは分からない。
でも、最初は怒っていた慎一が、なんだかこちらを見て、
渋々頷いていた。
それを確認した颯太は、嬉しそうな顔でこちらに戻ってきた。
「・・・・」
何を言うでもなく、私は颯太を見つめる。
「意外に、すぐにOKくれましたよ」
「・・・え?!」
樹里が言った時には、完全否定してたくせに。
颯太が言ったら、簡単にOKしちゃうんだ。
…女恐怖症ってのも、嘘かもしれないな。
そう思えてならなかった。
散歩を済ませた私たちは、各部屋に戻った。
「…キャッ!・・・何すんのよ?!」
部屋に入った途端、慎一が、私のカバンを放り投げた。
私は無我夢中で、それを受け取った。
慎一の所に走って行ってしまった。
・・・その場に立ち尽くしてる私は、2人の会話を、
ただただ見つめていた。
…若干の距離がある為、2人が何を話しているかは分からない。
でも、最初は怒っていた慎一が、なんだかこちらを見て、
渋々頷いていた。
それを確認した颯太は、嬉しそうな顔でこちらに戻ってきた。
「・・・・」
何を言うでもなく、私は颯太を見つめる。
「意外に、すぐにOKくれましたよ」
「・・・え?!」
樹里が言った時には、完全否定してたくせに。
颯太が言ったら、簡単にOKしちゃうんだ。
…女恐怖症ってのも、嘘かもしれないな。
そう思えてならなかった。
散歩を済ませた私たちは、各部屋に戻った。
「…キャッ!・・・何すんのよ?!」
部屋に入った途端、慎一が、私のカバンを放り投げた。
私は無我夢中で、それを受け取った。