ロングバケーション
「ん?何々?颯太君と一緒の部屋がよかったの?」

「?!・・・ま、まさか!違います」

「男どもは放っておいて、今夜は飲もう!」


そう言った樹里さんは、部屋に備え付けられた冷蔵庫の中から、

ありったけの、お酒を出すと、私にどんどんお酒を進めた。

樹里も飲んでるんだから。そう思い、私は勧められるままに、

お酒をどんどん飲んだ。



「…ゴメンね、美和ちゃんには悪いけど」

「・・・・」


何時しか酔いつぶれた私は、ベッドの上で、布団もかぶらず、

夢の中。

樹里はそれを見届けると、部屋を出ていった。


・…一方、慎一もまた、颯太に勧められたお酒により、

夢の中。


私達は、樹里と颯太にはめられた・・・。
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