あの日の約束。
一応優しく謝ると俺を見上げてきた。

「こ、恐くないですか…?」
「あぁ。」
「ぐすっ…ごめなさぃ……私人に慣れていなくて…」

何故か俺が謝られた。

「お前、友達は?」
「友達…ですか……?」

何か不味いこと訊いちまったかな…
少し哀しそうな顔をしながら立ち上がって口を開いた。

「私、小さい頃から体が弱くて…学校にもあまり往けなくて…」
「お前、病気なのか?」
「はい…本当、嫌になっちゃいますよ。」

そう云って微笑んだ。
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