クリスマスの約束
協力
先生から雑用を頼まれた私は、みんなのノートを職員室に持って行こうとしていた。
「古木さん!」
笑顔で駆け寄ってきてくれたのは小山くん。
「手伝うよ」
そう言って、半分以上持ってくれた。
「ありがとう」
一人で運ぶには割と重かったから、凄く助かった。
「どこまで持ってくの?」
「あ、職員室まで」
職員室までは、棟が違うので、渡り廊下を渡らないといけない。
「寒っ」
外に出るなりそう言う小山くん。
「ほんと寒いよね〜…あっ」
視界に映るバスケをする先輩の姿。
ついつい見入ってしまう。