クリスマスの約束

協力





先生から雑用を頼まれた私は、みんなのノートを職員室に持って行こうとしていた。



「古木さん!」


笑顔で駆け寄ってきてくれたのは小山くん。


「手伝うよ」


そう言って、半分以上持ってくれた。


「ありがとう」


一人で運ぶには割と重かったから、凄く助かった。



「どこまで持ってくの?」


「あ、職員室まで」


職員室までは、棟が違うので、渡り廊下を渡らないといけない。



「寒っ」


外に出るなりそう言う小山くん。


「ほんと寒いよね〜…あっ」


視界に映るバスケをする先輩の姿。


ついつい見入ってしまう。
< 12 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop