クリスマスの約束




「え、何?もしかして、沙雪のこと好きなの?」


瑛ちゃん?!


何を言い出すの!



「小山くんは、好きな人がいるよ!」


そう私が言い、小山くんの方を見ると、一瞬複雑そうな顔を浮かべたものの隠すように笑顔で頷いた。



「も、もしかして、好きな人がいるっていうの秘密だった?!」


焦りながらそう言うと、


「え?そんなことないよ!」


と何時もの調子でそう答えてくれた。
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