クリスマスの約束
「かっこいい…」
ん?今のは私の声ではない。
ふと、隣を見ると、頬を赤らめた瑛ちゃんが。
「えっ瑛ちゃん?!ちょっと?!」
もしかして、好きになっちゃったの?!
そう思い、肩を大きく揺らす。
「ええ?!あ、違う違う!私の好きなアニメのキャラに似てると思ってね。王子様キャラ…あの笑顔…そしてルックス!先輩があんなに格好良かったなんて…」
「そっそのまま好きになっちゃったり?しないよね?瑛ちゃん?」
「しないってば〜ていうか、ごめん…あの…私…実は彼氏居るんだ〜」
あはは〜なんて笑いながらそう言う。
「かっ彼氏?!」
「そ。クリスマスちょっと遠出するからさ?その為にバイトしてたっていうか…や、言おうと思ってたんだよ?」