クリスマスの約束



昨日は何てことを言ってしまったのだろうなんて考えていると、つい小山くんを避けてしまって、お昼休みも放課後も顔を出せなかった。


サボり癖でもついたかの様に、それから大体一週間が立つ今でもなんだか気まずいまま。


何となく踏ん切りが付かなくて、どうしても今までずるずると引きずってしまう。


「ちょっと、沙雪!何があったのか知らないけど、いつまでうだうだしてるの!」


「うっうだうだ…」


「何かあったの?」


「…あのね」



それから、この間のことを話す私。

最後には絶対に小山くんには言わないでと念を押しておいた。
< 32 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop