クリスマスの約束
「小山くん!」
「何ていうか…久しぶり?それにしても、古木さん凄い華奢だね、俺とぶつかって吹っ飛ぶかと思った」
久しぶりと言われて少しドキッとしたけれど、その後はいつも通りのテンションでそう話しかけてくれる。
優しいなぁ…
そうやって笑って話しかけられると……
小山くんはずるい人だ。
今までの異性に対する気持ちと少し違う。
もし、先輩に対する気持ちが憧れだったとしたら…小山くんに対する気持ちは本当の…好……
「古木さんはさ、心の準備はできた?」