切れない鎖
「はいはい皆~!一条君困ってるでしょ~。皆でお昼ご飯食べに行くわよ~」
その時ちょうどミラルが入ってきた。
「先生皆の分のサンドイッチ作ってきたから、皆で校庭で食べるわよ~!」
生徒は大騒ぎだった。
「誰が一番早く校庭に着くか競争だぞ!」
誰が言い出したのか皆が我先にと校庭に向かう。
「本当に、皆元気だな」
最後に教室に残ったのは優輝、シャルン、アナ、ミラルだった。
「元気が一番よ」
アナも楽しそうに言う。
「先生も皆が元気だと凄く嬉しいわ」
「ミラル先生、ケサリさんの所に行ってきてもいいですか?」
ニコニコしているミラルに優輝が聞いた。
「最後の試合でもやるのかしら?おそくならないようにするのよ」
「ありがとうございます」
優輝はシャルンとアナにも「すぐ戻るね」と声をかけると、食堂に急いだ。