イクメンな彼氏
「あ、お母さん、今マンションにいる?」
受話器からは険しい声が聞こえてきた。
「こんな時間までどこに行ってたの? 昼過ぎには来てたのよ。携帯も出ないし、心配するでしょ」
「ごめんね。葉月と買い物だったの」
そういえば前に会いに来てくれてからそろそろ一ヶ月だったかな。
片道6時間はかかるし交通費だって高いのに、毎月必ず会いに来てくれる。
「心配かけてごめんね」と小さな声で呟くと、「買い物は楽しかったの?」と返ってくる。怒ってないよのメッセージ。
「うん、色々買ってきたの。すぐ着くから似合うか見てね」
足取りが軽くなって、小走りでマンションのエントランスをくぐり、ちょうど一階に到着したエレベーターに乗り込んだ。
受話器からは険しい声が聞こえてきた。
「こんな時間までどこに行ってたの? 昼過ぎには来てたのよ。携帯も出ないし、心配するでしょ」
「ごめんね。葉月と買い物だったの」
そういえば前に会いに来てくれてからそろそろ一ヶ月だったかな。
片道6時間はかかるし交通費だって高いのに、毎月必ず会いに来てくれる。
「心配かけてごめんね」と小さな声で呟くと、「買い物は楽しかったの?」と返ってくる。怒ってないよのメッセージ。
「うん、色々買ってきたの。すぐ着くから似合うか見てね」
足取りが軽くなって、小走りでマンションのエントランスをくぐり、ちょうど一階に到着したエレベーターに乗り込んだ。