イクメンな彼氏
「えーっと、グレーのファイル……ファイル……?」
パソコン机の上って聞いたんだけど、見当たらない。とりあえず色々な引き出しを開けてみると、几帳面な悠斗さんらしく中身は綺麗に整頓されているけれど、やっぱりない。
上から順番に開けて下から2番目の引き出しを開けると、グレーのファイルが目に入った。
悠斗さんってば、自分で片付けておいて忘れてたんだわ。見つかってよかった。
ファイルをつまみ上げると、間に挟まっていた数枚の写真が床に散らばった。
「あーぁ、時間ないのに」
一人言を呟いて拾い上げようしたけれど、目に飛び込んできた写真に時間が止まる。
何で、こんな写真が、こんなところに?
プルルルルーー プルルルーー
着信音にハッとして床に置いたスマホを拾い上げると『悠斗さん』の文字。
ボタンを押して耳に当てると、慌てた悠斗さんの声がした。
「ごめん、もしかして探してる?リビングの机に置いたこと思い出した!」
「あ、うん、わかった。
すぐ準備して持っていくね」
わざと急ぎ声で返事をして電話を切る。
……とりあえず行かなくちゃ。
ファイルと写真を手早く集め、リビングに行くと机の上にグレーのファイルが開いてあった。
パソコン机の上って聞いたんだけど、見当たらない。とりあえず色々な引き出しを開けてみると、几帳面な悠斗さんらしく中身は綺麗に整頓されているけれど、やっぱりない。
上から順番に開けて下から2番目の引き出しを開けると、グレーのファイルが目に入った。
悠斗さんってば、自分で片付けておいて忘れてたんだわ。見つかってよかった。
ファイルをつまみ上げると、間に挟まっていた数枚の写真が床に散らばった。
「あーぁ、時間ないのに」
一人言を呟いて拾い上げようしたけれど、目に飛び込んできた写真に時間が止まる。
何で、こんな写真が、こんなところに?
プルルルルーー プルルルーー
着信音にハッとして床に置いたスマホを拾い上げると『悠斗さん』の文字。
ボタンを押して耳に当てると、慌てた悠斗さんの声がした。
「ごめん、もしかして探してる?リビングの机に置いたこと思い出した!」
「あ、うん、わかった。
すぐ準備して持っていくね」
わざと急ぎ声で返事をして電話を切る。
……とりあえず行かなくちゃ。
ファイルと写真を手早く集め、リビングに行くと机の上にグレーのファイルが開いてあった。