イクメンな彼氏
いつの間にか机の横に敷かれていた布団の上に押し倒されて、ニットの下から冷たい手が素肌に触れた。

「ゆ、悠斗さん。
今日はだめだよ……」

彼を押し退けようとするけど、お構い無しに服を脱がされて、慌ててシーツを引っ張る。

「下にお父さんとお母さんいるんだよ。
だめだよ」

「うん、比奈はいつも声を抑えられないから、聞こえちゃうかもね」

顔から火が出そうに熱いのに、彼は楽しそうに一枚一枚布を剥ぎ取っていく。

「だめだってばっ」

「だから一番遠い部屋にしてくれたんだろ。はい、自分で口、抑えてなさい」

右手に掴まされたタオルで口を塞がれて、彼の攻めは激しくなった――。
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