イクメンな彼氏
「こんなに冷たくなって、温まってから行こうか」
尋ねてくれるけれど、「いいの、ツリー見に行きたい」と私は答える。
ツリーの前で悠斗さんに伝えたいことが、今日はあるから。
去年と同じホットワインのマグカップの店を見つけて「今年もあって良かったね」大声ではしゃぐと、悠斗さんが三日月の目でいたずらっぽくこちらを見た。
「ここのイベントは毎年俺が運営してるからね、比奈との大切な記念だから、絶対無くさないよ」
そうだったの!?
だから去年、絶対来年もあるよって言ってたんだ。
「すぐに教えてくれないなんて意地悪なんだから」頬を膨らませると、「今年もあるかなーって心配する比奈が可愛いから、つい言えなくなったんだ」何てまた顔が熱くなるようなことを言ってくる。
芳醇なフルーツの香りのするワインのマグカップで乾杯してツリーの前のベンチに腰掛けると、悠斗さんが私の方に向き直った。
尋ねてくれるけれど、「いいの、ツリー見に行きたい」と私は答える。
ツリーの前で悠斗さんに伝えたいことが、今日はあるから。
去年と同じホットワインのマグカップの店を見つけて「今年もあって良かったね」大声ではしゃぐと、悠斗さんが三日月の目でいたずらっぽくこちらを見た。
「ここのイベントは毎年俺が運営してるからね、比奈との大切な記念だから、絶対無くさないよ」
そうだったの!?
だから去年、絶対来年もあるよって言ってたんだ。
「すぐに教えてくれないなんて意地悪なんだから」頬を膨らませると、「今年もあるかなーって心配する比奈が可愛いから、つい言えなくなったんだ」何てまた顔が熱くなるようなことを言ってくる。
芳醇なフルーツの香りのするワインのマグカップで乾杯してツリーの前のベンチに腰掛けると、悠斗さんが私の方に向き直った。