イクメンな彼氏
翌日の土曜日は早速彼女に呼び出され、ご機嫌でデートの為の衣装選びに付き合ってくれたのだ。
中津さんが既婚者でも父親でもなかったことを知って、葉月は本当に喜んでくれた。
『今度絶対に会わせてね』と散々お願いされたけれど、私だってもちろんそのつもりだ。
だって私の大切な、たった一人の親友なのだもの。
『どこ?』
中津さんからメールが届く。
今日の待ち合わせはターミナル駅のBIG screenの前。
待ち合わせで有名な場所だけあって人の多さに怖じ気ずきながらも何とか到着した。
辺りを見回すけれど、中津さんらしき人は見当たらない。
身長は176センチだって聞いたことがある。
とびきり高いわけではないから、人混みの中でも頭一つ出ている訳ではない。
『Big screenの前ですけど』送った後、すぐにスマホが震えだした。
「比奈、前に何が見える?」
「スクリーンですよ。今、ビールの広告が出てる……」
中津さんが既婚者でも父親でもなかったことを知って、葉月は本当に喜んでくれた。
『今度絶対に会わせてね』と散々お願いされたけれど、私だってもちろんそのつもりだ。
だって私の大切な、たった一人の親友なのだもの。
『どこ?』
中津さんからメールが届く。
今日の待ち合わせはターミナル駅のBIG screenの前。
待ち合わせで有名な場所だけあって人の多さに怖じ気ずきながらも何とか到着した。
辺りを見回すけれど、中津さんらしき人は見当たらない。
身長は176センチだって聞いたことがある。
とびきり高いわけではないから、人混みの中でも頭一つ出ている訳ではない。
『Big screenの前ですけど』送った後、すぐにスマホが震えだした。
「比奈、前に何が見える?」
「スクリーンですよ。今、ビールの広告が出てる……」