イクメンな彼氏
2
今日は一日が長かった。
苦手の入園説明に緊張していたし、中津さんが来てパニックになってその後もちっとも集中出来なかった。
歌の練習ではピアノを何度も失敗して子どもたちに「先生どうしたの?」って言われる始末。
こんなんじゃダメだなぁ、と思うのに……心が弾んで仕方ない。
マンションの玄関の扉を開けるとすぐに、服を脱いでシャワーを浴びる。
ジャージに着替えるとはいっても保育園にスカートは似つかわしくない気がして、今日もパンツを履いて行った。
そして今袖を通しているのはピンクのワンピース。
デートの定番なんて言われるこのアイテムを購入するのにはかなりの勇気が必要で、試着するだけでも時間がかかって店内を何度もうろうろしてしまった。
いつも一緒に買い物に行ってくれる葉月と予定が合わなくて、一人だったから尚更だ。
それでも何とか手に入れることが出来たのは彼が、悠理花ちゃんの誕生日にピンクのワンピースをプレゼントして「やっぱり女の子はピンクだよなぁ」って言っていたから。
苦手の入園説明に緊張していたし、中津さんが来てパニックになってその後もちっとも集中出来なかった。
歌の練習ではピアノを何度も失敗して子どもたちに「先生どうしたの?」って言われる始末。
こんなんじゃダメだなぁ、と思うのに……心が弾んで仕方ない。
マンションの玄関の扉を開けるとすぐに、服を脱いでシャワーを浴びる。
ジャージに着替えるとはいっても保育園にスカートは似つかわしくない気がして、今日もパンツを履いて行った。
そして今袖を通しているのはピンクのワンピース。
デートの定番なんて言われるこのアイテムを購入するのにはかなりの勇気が必要で、試着するだけでも時間がかかって店内を何度もうろうろしてしまった。
いつも一緒に買い物に行ってくれる葉月と予定が合わなくて、一人だったから尚更だ。
それでも何とか手に入れることが出来たのは彼が、悠理花ちゃんの誕生日にピンクのワンピースをプレゼントして「やっぱり女の子はピンクだよなぁ」って言っていたから。