タクティスに染まる頃
「おかえりなさい♪美和チャン♪」

俊貴の家に入ると,お母さんが迎えてくれた。

「美和チャン…ちょっと来て…」

お母さんは,そう言って,一つの部屋の中に入っていった。

「おじゃまします…」

「そこに座って」

「はい」

あたしとお母さんは,向かい合うようにして座った。
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