タクティスに染まる頃
「あいつを…俊貴を止めてくれ」

悠人さんが,低い声で言った。

「あいつ…1人で喧嘩しに行こうとしてんだよ…」

それに続いて彰弘さんが言った。

「どーゆー事ですか」

祥平さんは,下を向いたまま動かない。

「BLUEは…隣の県の“SKULL”っつーチームに喧嘩売られたんだ」
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