タクティスに染まる頃
そう言って泣き崩れるあたし。
俊貴は,何も言わず,静かに部屋から…家から出て行った。

1人,暗闇の中に残されたあたし。
遠くでバイクの音がする。

「嘘つきぃ…祥平さんの…嘘つきぃ…」

あたしじゃ…だめだったじゃんか…
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