タクティスに染まる頃

甘い香りに包まれて

鳥の泣き声がする。泣き過ぎて開かない目を,無理矢理開けて時計を見た。
朝の7時だった。

寝るか…

そう思い,ベッドに入った。
布団から香る俊貴の香水の匂い。

この香水,何て名前だろう…

そんな事を考えていると,バタン!と勢いよく,部屋のドアが開いた。
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