タクティスに染まる頃
「ここだって,あなたの場所。あたしは,あなたを娘のように思ってるのよ?」

お母さんの温かさと,俊貴と同じ匂いが,胸を熱くした。

「あなたは…ここにいていいのよ」

その言葉に,枯れたと思っていた涙が,また溢れた。
< 130 / 239 >

この作品をシェア

pagetop