タクティスに染まる頃
「あたし,俊貴が好きです」

「うん」

「すごくすごく…」

「うん」

「ずっと側にいたいんです…」

「うん…」

「本当は…信じてあげたかったのぉ…」

そう言ってワンワン泣くあたしを,子供をあやすように,背中を撫でられた。
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