タクティスに染まる頃
タクティス…

「そーいえば,俊貴も付けてたのね」

お母さんは,手を叩くと,パタパタと部屋を出て行った。
数分すると,笑顔のお母さんが戻ってきて,一つの箱をあたしに渡した。

「この間買ったばかりのタクティスよ♪
まだ開けてないから美和チャンにあげる♪」
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