タクティスに染まる頃

素直の反対

あたしは,里子達と待ち合わせをせず,1人でいつもの海に行った。
海には,先に行った里子と蘭がいて,2人はあたしを見つけると,走ってきた。

「良かった…来てくれて…」

その言葉に,俯いた。
本当は,来たくなかったからだ。昨日の話を聞いて来るなんて…自分のプライドが許さない。
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