タクティスに染まる頃
「あんたなんていらないよ!!!!」

バシッて音が,綺麗に響いた。
目の前には,ドンドン頬が赤くなっていく俊貴。
驚いた顔をしている祥平さん。

あたしの手は,ヒリヒリと痛んだ。


「もう…ここには来ない…」

こんな事…するつもりじゃなかったのに…

「あんたなんか…もう会いたくない!」

こんな事言うつもりじゃなかったのに…
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