タクティスに染まる頃
俊貴は,真っ白いベッドの上で,たくさんの機械を付けて寝ていた。

ピッピッと,心拍の音が,部屋に響く。

俊貴のお母さんは,バタッと倒れた。
里子と蘭が,部屋の外へ連れて行った。
残ったあたしと祥平さんと悠人さん。

「何があったんですか…」
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