タクティスに染まる頃
焦るあたしとニヤけている蘭の間に,里子が入ってきた。
里子なら,話を分かってもらえる…と,ホッとした。──が,

「ちょっと!美和!!」

この様子で,ホッとしたあたしは,何処かに吹っ飛んだ。
それから真優もきて,同じような事を何度も聞かれて,あたしは不機嫌になりつつあった。

そんな頃,里子が口を開いた。
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