タクティスに染まる頃
「あの人の名前,教えてもらったでしょ?」

「うん。山瀬俊貴だって」

「やっぱり!!!!」

「は?」

いきなり大声を出して,キラキラ輝いた目をこっちに向けてきた。

「あの人凄いんだよ!メチャクチャ格好良い人なの!!兄貴より2つ年下なのに,兄貴より偉いの!しかも,龍平さんに可愛がってもらってるくらいの人だから,本当に凄いんだよ!!!!」
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