タクティスに染まる頃
一気に話されて,頭が混乱する。
そんなあたしを見た里子は,呆れた顔で「つまり,次の頭になるかもしれない人なわけ!」と,怒った口調で言った。

あいつが…次の頭?

あたしは,あいつと龍平さんを重ねてみた。
無理無理無理,有り得ないって!

「そーいえばさ…」

いきなり真優が,思い出したように呟いた。
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