タクティスに染まる頃
その後,龍平さんが来て,集会は始まった。

俊貴は,何度か見たけど,知らない振りをした。
できるだけ避けたかった。

「ね,走るってさ!やったね♪」

里子と蘭は,手を合わせて盛り上がっている。
あたしは,なぜか盛り上がんなかった。
何でだろう…。
さっきから,胸が苦しい。
< 50 / 239 >

この作品をシェア

pagetop