タクティスに染まる頃
「俊くん!」

次は,綺麗な女の人。
こっちに走ってくると,俊貴に抱き付いた。

「お帰りなさい♪
お母さん,帰ってくるの待ってたのよ~♪
連絡しとくれたら良かったのにー…あら?」

俊貴を抱き締めていた女の人が,あたしを見て首を傾げた。
近付いてきて,ジロジロと見られる。
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