タクティスに染まる頃
俊貴は,部屋を出て行った。
1人残されたあたしは,うずくまって泣いた。
あたし…バカだよ…
何で…素直な気持ち言えないの?
あたしは…俊貴の彼女でいたい…
俊貴が頭になるのが怖い…
遠くに離れて行かないでほしい…


俊貴は,朝になっても部屋に戻って来なかった。
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