Sweet Love
私がそう叫んだ瞬間、工藤先生は私を抱きしめた。



「私は…もう2度と工藤先生と離れるのは嫌です…」



「うん。」



「離れるくらいだったら、あんなのいくらでも我慢します…」



「ごめんな…俺があの時あいまいにしたから…」



「過去のことなんていいんです…今、そばにいてくれればそれで…」



「ずっといる。ずっとそばにいるから。俺のこと好きでいて」



「当たり前じゃないですか…大好きです。紘人先生…」



少し照れながら名前で呼ぶと工藤先生は、目を見開いたあと優しく笑って



「いきなり名前で呼ぶの禁止。」



私にキスをした。



こうして、問題なく終えた楽しい文化祭だったーーーーーーーーー

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