Sweet Love

その声は…



「原田先生…」



「そんなびっくりした顔で見ないでよ。覚悟してって言ったでしょ？」



胸騒ぎがしたのは、これだったのね…



「なんでこんなことっ…！」



「別れないからよっ！！工藤先生にもあんたにも後悔させてやるわ。」



「なーなーこの子がお前の言ってた子？」



そう言って部屋に入ってきたのは、見たことない男。



「そうよ。」



「へ〜結構かわいいじゃん。俺超タイプ。」



そう言いながら笑みを浮かべて近づいてくる男。



「その子、好きにやっちゃって良いわよ。」



「まじ？！すっげーうれしいんだけど。」



私の頭のブザーが危険と言っている。



だけど、縛られて動けない。



暴れても頑丈な紐なのかビクともしない。



「動いても無駄よ。」



「おい、真子。まだ？」



「ああ。いいわ。やっちゃって」



原田先生がそう言った瞬間、男が私に覆い被さってきた。



「っ…！」



叫びたくても恐怖で声が出ない。



「じゃあ、あとはよろしく。」



原田先生が出て行き、恐怖がさらに募る。



「近くで見るとまじでかわいいよな。」



「や…めて…」



抵抗もできない私は声を出すことが精一杯。



「んぅ…！」



服の上から胸を触られ、悪寒が走る。