Sweet Love
「いいじゃん、いいじゃん」



そんな軽々と…



「どれだけ恥ずかしかったか!!」



「でも、仲良くなれたからよかったじゃん」



「まあ、そうですけど…」



「じゃあ、俺いいことしたでしょ?」



「………」



謝るということを知らないのだろうか。



「はぁ…もう帰ります…」



「お疲れさまでした〜」



松田先生はどうしてあそこまで私をからかってくるのか全くわからん



一体なにがしたいのだろうか…



工藤先生が怒るのも少しわかるような気がする…



なんて考えていたらいつの間にか家に着いた



はぁ…帰ったら寝よ…



工藤先生まだ帰ってないだろうし…



ガチャーー



「ただいま…」



あ…誰もいないのにまた言っちゃった



癖なんだよね〜



「おかえり」



ん??



今、誰かおかえりって言ったような…



嫌だな〜松田先生の相手しすぎて疲れたのね、きっと



幻聴なんて聞こえるはずが…



「おかえりって言ってるのに無視?」



うん、ないよね。



なんで私より早いのかな



「いつの間に帰って来てたんですか?!」



「お前が慎とイチャイチャしてる時」



イチャイチャって…



しかも、なんか強調しなかった?



いや…気のせいだよね…たぶん…

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