Sweet Love
「そ、そうだね!」



そして、私たちは急いで集合場所に向かった



「宮本先生遅かったですね?」



うわ…あの校長先生が怒ってる…



そりゃそうか…結局あれから15分も待たせちゃったもんね…



「すみません。変な男達に絡まれてしまって…」



「あらっ!大丈夫なの〜?なにかされそうになった??」



「大丈夫です。なんとか追い払えましたから」



「それはよかったわ〜じゃあ早くバスに乗って〜」



「お騒がせしてすみませんでした」



はぁ…なんか疲れた…



「由愛ちゃん…」



「雪乃ちゃん大丈夫?もう怖くない?」



「うん、ありがとう。由愛ちゃん空手やってるんだね」



「あ〜…うん、まあ…」



「全国なんてすごいよ〜!」



「そんなことないよ〜あんまり瞬発力がよくないからさ…」



「え、でもさっきあの人のパンチ受け止めてたよね?」



「それは、集中してたからね〜してなかったらやられてたよ」



前、襲われた時は不覚だったしなぁ…



あの時は工藤先生が来てくれたからよかったものの…



「由愛ちゃんすごいよねっ!私感動しちゃった〜!」



「あ、雪乃ちゃん私が空手やってることはみんなには内緒ね?」



「なんで〜?」



「理由はないけど…なんか恥ずかしいからさ」



「かっこいいのに…わかった!私だけ特別って感じでうれしいし!」

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