Sweet Love

修学旅行その2

「みんな〜2日目も自由行動あるから遅刻しないようにね!!」



『は〜い』



「じゃあ、解散!」



ふぅ…



「由愛ちゃん…」



「雪乃ちゃん、どうしたの?」



「その腕…」



「ああ、これ受け止めたときにね…でも、ただの打撲だから大丈夫だよ!!」



「ごめんね…」



「なに言ってるの!!生徒を守るのは先生の役目よ!!勲章よ、勲章!」



「ふふっ…由愛ちゃんおもしろいね。ありがとう」



「いいのよ。雪乃ちゃん、優くんのこと好き?」



「え…?」



「ごめんね、ちょっと気になってさ」



「うん。好き…」



「そっか。がんばってね」



「うん!」



「雪乃〜?行くよ〜」



「は〜い!じゃあ、由愛ちゃんまたね!」



「うん、楽しんでね」



「あ!由愛ちゃんもがんばってね」



「え?なにを…」



「工藤先生のこと。好きなんでしょ?」



「…………」



「否定しないんだね、ふふっ。がんばってね、応援してるよ。じゃあ、またあとで」



「……えーーーーーーー?!?!」



な、なんで?!



なんでわかったの?!



私なにも言ってないよね?!



エスパー?!エスパーなの?!




その後、混乱がとけるまで私はずっと立ち尽くしていたーーーーーーーーーーー

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