Sweet Love
「……え?」



「ちょっと由愛ちゃん!!誰この人!!!めっちゃかっこいいんだけど!!!」



「えっと…この人は前島朔弥って言って…西中学校の体育教師やってるの」



「西中学校ってすぐ近くじゃん!!え、由愛ちゃんどういう関係?!」



「な、なに言ってるの!?朔弥とは幼なじみなだけだよ!!」



「だってさっき…」



「あ〜!!忘れて忘れて!!!」



「そんなに必死にならなくてもいいだろ。抱き締めてたのは本当のことなんだから」



「さっ…朔弥!!」



「やっぱりそうだったんだ〜」



「でも、俺が無理矢理抱き締めちゃったから由愛は悪くないよ」



「そうなんですか??」



「うん。だから、あんまりいじめちゃダメだよ」



「はい…」



結美ちゃん、朔弥の笑顔にやられちゃってるじゃん…



顔真っ赤だよ…



トントン



ん?



「雪乃ちゃん、どうしたの?」



「由愛ちゃん…あの人とは本当になにもないの?」



「な、ないよ!ただの幼なじみ」



「でも、抱き締められたって…」



「あ、あれは…」



私は雪乃ちゃんに全てを話した



「そうなんだ…」



「だから、朔弥とはなんでもないんだよ?」



「でもさ、由愛ちゃん」



「ん?」

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