Sweet Love
「もうちょっとかわいいって自覚したほうがいいんじゃない?」



「…え?」



「由愛ちゃん、自分ではわかってないだろうけど笑うとかなりかわいいからね?」



「…………」



「あと、工藤先生のこと好きならちゃんと拒否らないといけないよ?」



私26歳なのに15歳の子に説教されてる…



はぁ…悲しい…



「ごめん…」



「がんばってね。私は由愛ちゃんと工藤先生が上手くいくことを願ってるんだから」



「うん…」



というより、付き合ってるけどね…



まあ、バレたらやばいし言わないけど…



「あー!!もうこんな時間!!雪乃たち!早く次の所行かないと全部見れない!!」



「そうだね〜行こっか」



「じゃあ、由愛ちゃんまた後でね〜!朔弥さん連絡先教えてね〜!!」



「気をつけてね〜!ちゃんと集合時間には間に合うようにするのよ〜!」



「は〜い!」



ふぅ…なんか疲れた…



私がまさか雪乃ちゃんに教えられるなんて…



「由愛いい生徒もってるんだな」



「まあね。みんないい子たちばっかりよ」



「いいな〜まあ、俺のクラスもいい奴ばっかだけどな」



「ははっそれより、連絡先って?」



「うわっ…やっぱりそこきたか…」

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