Sweet Love
「はあ?お前またかよ、仕事は?」



「だいたいは終わらせた〜あと、遅刻してきた子の連絡先とか聞いといて!!」



「自分で聞け」



「なんだよ〜ケチだな、お前〜」



「合コン早く行かないといけないんじゃねーの?」



「あ!本当だ!やばい!じゃあな、紘人!」



「へいへーい」



コーヒー冷めちまったじゃねーか…



温めて、慎が言ってた遅刻してきた人の所に行くか…



温めたコーヒーを持って、給湯室を出ると慎の言ってた人がいなかった



どこにもいねーじゃねーか



「あ、来ました来ました。あの人ですよ」



と、声がする方を見ると…



そこには…



「どうして…ここにいるの…」



「宮本…久しぶりだな…」



慎が言ってたのは、こいつのことか…



ふわふわの髪、くっきり二重、ふさふさのまつげ、ふっくらした唇…



昔となにも変わってない俺の大事な人がいた


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校長先生が一応宮本を案内させてほしいと言っていたから、俺が宮本を案内することにした



案内っていってもこいつわかってるしな〜



「案内っていってもな〜お前わかってるしな〜」



さっき、話したばかりなのに緊張するとは…



「あ、工藤先生!私2年3組に行きたいです!」



と突然言い出した宮本

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