Sweet Love

でも、やっぱり怖い…



しかも、また工藤先生と松田先生…？



私と仲良いからって組み合わせすぎ…



「由愛ちゃん？」



「あ、雪乃ちゃんどうしたの？」



「さっきからため息ついてたから気になって…」



いつの間に…



「雪乃ちゃんあのね…私は今から地獄しか待ってないの」



「え？」



隣にいる雪乃ちゃんにそう言う私とよくわかっていない雪乃ちゃん



「みんなが楽しそうに内緒話している時は私の地獄の時間なの」



「ど、どういうこと…？」



「みんながそういう楽しい時間を過ごしている間ね、私は地獄の見回りをしないといけないの」



「ちゃんと寝ているかどうかってやつですよね？」



「そうそう。そんなことしてもどうせみんな起きてるんだから意味ないのにね、なんでやるんだろうね」



「由愛ちゃん…」



「あらやだ先生として言ってはいけないことを…でもね、でもね私は夜が嫌いなのよ…！」



「ゆ、由愛ちゃん落ち着いて…」



「ごめん…あまりにも嫌すぎて…」



「私も夜怖いから一緒だよ！」



「そ、そうだよね…誰でも夜は怖いよね…」



だから、見回りは…



「がんばってね、由愛ちゃん！！」



…やるしかないよね…