Sweet Love
ぎゅっ…



泣きながらそう言う私に工藤先生は抱き締めた



「はぁ…かっこ悪いな本当…」



「え…?」



「ごめん…ただの嫉妬…」



「し…っと…?」



「うん。お前がまた告白されたって聞いた時まじで焦った…しかも、お前はなにも言わないし」



「すみません…」



「俺から離れたらどうしようってずっと思ってた」



「そんなこと…ありませんっ…!私は工藤先生のことしか好きになれないんですっ…!!」



「うん。ごめんな…?好きだよ、由愛」



「んっ…」



工藤先生はそう言って甘いキスを落とした



のは良いものの…



「んぅ…」



長くない?!



さ、酸欠になりそう…



「く…どう…せんせ…」



名前を呼んだら離してくれたので私はすぐ酸素を求めた



「はぁ…はぁ……もう無理…」



涙目になって工藤先生を見上げた瞬間ーー



「まだダメ」



そう言って再びキスを落とした



「んっ……」



ちょ…本当に苦しい…



まじで酸欠になりそう…



なんて思っていた時、一瞬すき間が出来た



酸素を求めて口を開けた途端



「んぁっ…」



し、舌?!



ドンドンと工藤先生の背中を叩いてみても中々離してくれない



「ふっ…」



段々と力が抜けて崩れ落ちそうになった時、やっと離れた

< 187 / 280 >

この作品をシェア

pagetop