Sweet Love
「え?なんでそんなこと知ってるんですか?!」



「紘人の焦り顔みればわかるわよ〜」



「工藤先生ってそんなにわかりやすいんですか?」



「ええ、とっても」



と言ってにっこりと笑う美雨さん



その笑顔がとても綺麗で思わず見惚れてしまった



「由愛ちゃん??着いたよ?大丈夫?」



「へ?」



美雨さんが指さすほうを見ると本当に服屋に着いていた



「うわ…」



そこはとてもおしゃれなお店ですごく高そうな物がたくさん置いてある感じだった



「すごい…」



「由愛ちゃん、普段こういう所には行かないの?」



「行きませんよ!高そうだし、かわいくて私には似合わなさそうな服ばっかり…」



「じゃあ、私が全身コーディネートしてあげる!!」



「え?!いいですよ、そんなの!!」



「いいの!ファッション系の仕事してるんだからこれぐらい楽勝よ!」



「コーディネートしてくれるのはうれしいんですが…私お金そんなにないですし…」



「なに言ってるの?今日は由愛ちゃんの誕生日でしょ?払わせるわけないじゃない。私からのプレゼントよ」



「み、みみみ美雨さん?!そんなのいいですよ!!お気持ちだけで充分です!」



「由愛ちゃん?誕生日の人は黙ってて?私からのプレゼントなんだからね?」



と言いながら微笑む美雨さんが怖かったのでなにも言えなくなってしまった

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