Sweet Love
「さぁ!入るわよ〜」



さっきの怖い笑顔はどこにいったのか、いつものかわいい美雨さんに戻っていた



美雨さんを怒らせないほうがいいな…



せっかくプレゼントしてくれるって言ってるし…



お店に入ると美雨さんはすぐに店員さんを呼んだ



「えっとね、この子にそこの服とスカートと靴を着させて〜」



「かしこまりました」



「じゃあ、由愛ちゃん着れたら教えて〜」



「え?!ちょ、美雨さん!!」



美雨さんは私を試着室に入れるとササッとどこかに行ってしまった



「着替えられましたら、お呼びくださいませ」



「はぁ…」



されるがままに服を着る



こんなかわいいの似合うかな…



まあ、美雨さんが選んでくれたんだし、着なきゃいけないよね…



着替え終わり、カーテンを開けると美雨さんがいた



「み、美雨さん…」



「由愛ちゃん、着替えれ…」



そう言って振り向いた瞬間、その場で固まった美雨さん



この反応どこかで…



「あ、あの〜」



「ちょっ…と!!由愛ちゃん!!」



「は、はい!」



「めっっちゃ似合ってるじゃないの!!」



「ふぇ?」



予想外の言葉にマヌケな声を出してしまった



「すっごいかわいい!!やば〜い〜写真写真〜」

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