Sweet Love
「え?!写真とかやめてくださいよ!!」



「だってかわいいんだも〜ん〜写真撮って、毎日眺めるの〜」



「……………」



眺めるって…



「もう!!紘人に見せるのはもったいないわぁ〜!!こんなかわいい由愛ちゃんをあんな変態に見せたくない〜」



「変態って…」



「でも、今日は由愛ちゃんの誕生日だからおしゃれしないといけないしな〜しょうがないか〜」



ずっと試着室に立っている私を無視して1人で話している美雨さんは、レジへ行って着ている服を全部払った



「由愛ちゃん、それ私からのプレゼントね〜」



「すみません、こんな高いのに…」



「いいのよ〜あ、これ着ていくわよ。すみません、これ着ていくので値札切ってください」



「え?!このままですか?!」



「当たり前よ〜」



「で、でも恥ずかしい…」



「いいの!ていうより、次の所に行くわよ!!」



「まだ行くんですか?!」



「もちろんよ!!まだメイクも髪もちゃんとしていないじゃない!!」



「このままでも充分…「ダメよ!!薄いじゃない!!由愛ちゃんかわいいんだからもっと良いメイクの仕方あるから!!紘人のためにすっごくかわいくするのは嫌だけど由愛ちゃんの誕生日なんだから今回だけよ!!」」

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