Sweet Love
「亜希、この子をめっちゃかわいくしてやって」



「おっけ〜元々すごいかわいいからあんまりいじらなくていいと思うけど」



「いいのよ。あいつに見せてもっと焦らせてやるんだから」



「美雨は意地悪ね〜」



「当たり前よ。私に対しても嫉妬してくるんだから!」



「工藤くんってそんな嫉妬深かったの?」



「違うわよ。由愛ちゃんの時だけよ。私と付き合ってた時なんて全くだったわよ。だから、その仕返しね。由愛ちゃんは私のものでもあるんだから」



「あ、あの〜さっきからなんの話をしてるんですか…?」



「あぁ、気にしないで。じゃあ、亜希よろしく。終わったら呼んで」



「はいは〜い。じゃあ、由愛ちゃん行こうか」



「はい!」


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亜希さんにメイク室に連れて行かれて早15分…



「う〜ん…由愛ちゃんかわいいからどのメイクでもいいのよね〜」



私はずっと色々なメイクの仕方を試されている



工藤先生とご飯行くだけなのにこんなに気合入れなくても良くない…?



顔が疲れてきたよ…



「よし!決めた!最初のやつにしよ!」



しかも、最初のやつかよっ!



「由愛ちゃん、もう少しがんばってね〜」



「はい…」

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