Sweet Love
その後、髪もセットされた私はまるで別人の様だった



メイクと髪を念入りにやるだけでこんなにも変わるもんなんだ…



思わず、鏡を見て驚いていると美雨さんが入ってきた



「由愛ちゃ〜ん、どんな感じになっ……」



鏡に映る私を見て固まる美雨さん



「あら、美雨ったら固まっちゃったわ。」



亜希さんが横でそう言っても固まったままの美雨さん



「み、美雨さん…?どうですか…?」



「す…」



「す?」



「すっっごいかわいいんだけど!!!!」



「へ?」



「ちょっと!!やばい!!亜希!!よくやった!!」



「よくやったって…まあ、プロにかかればかわいくするなんて余裕よ」



「もう由愛ちゃん本当にかわいい!!紘人に見せるのはもったいなくなっちゃったわ〜!!」



「あ、ありがとうございます…」



「さあ!紘人に見せに行くわよ!!もうそろそろ時間でしょ??」



美雨さんにそう言われ、腕時計を見るともう6時過ぎていた



いつの間に…



「亜希ありがとうね。紘人に見せるのが楽しみになってきたわ〜」



「いいのよ。由愛ちゃん、楽しんでね。お金はいらないから」



「え?でも…」



「これは私からのプレゼントってことで」



「あ、ありがとうございます…」



「じゃあ、行くわね。亜希またね」



「うん。またいつでも来て」

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