Sweet Love

駐車場から話しながら美雨さんと歩く



「紘人どんな反応するかしらね〜」



「き、緊張します…」



「大丈夫よ、すっごいかわいいから」



「うっ…」



なぜか余計なプレッシャーが…



「着いたわよ」



ピンポーンーー



覚悟ができないままインターホンを押された



ガチャーー



「おい、美雨。いつまで連れ回し…」



そう言いながらドアを開け私を見た瞬間、目を見開き固まる工藤先生



「えっ…と…」



「うふふ…予想通りの反応ね」



と横で笑いながら言う美雨さん



「え？予想通りって…」



やっぱり幻滅したってこと？



「ほらほら、紘人。いつまで固まってんのよ。由愛ちゃんが勘違いして不安がってるじゃない」



美雨さんがそう言うと、 はっ！と我に返った



「美雨、返してもらうぞ」



「はいはい、どうぞ。あと、通りすがりの男が見てたわよ」



「あ？ふざけんな、お前」



「うるさいわね。もっと焦ればいいのよ」



「悪魔だな、お前」



「紘人にだけね。由愛ちゃんには優しいから」



「あの〜…」



「あら、ごめんね由愛ちゃん。今度お泊りしようね。ふ・た・り・でね」



と言って工藤先生を見る美雨さん



見るというか、睨んでる…？