Sweet Love
『ううん。たくさん苦労させた。だから、もう自由になっていいのよ』



「どういうこと…?」



『お母さん、もう疲れちゃった…』



「お母さん…?」



『ごめんね、大好きよ由愛』



「おかあさ…」



ブチッ



電話が途絶えた瞬間、私は急いで家を飛び出した



嫌な予感がする…!



私は急いで駅に向かった








駅に着き、自転車を止めると私はダッシュでお母さんの元へと向かう



改札を通ってホームに着いた途端…



「なに…これ…」



そこは、人だかりでいっぱいだった



一体なにが…



「え?!人身事故?」



「そうらしいよ〜女の人が飛び降りたらしい」



女の人…?



急いで前に行くとそこには…



「おかあ…さん…?」



血だらけのお母さんがいた



私は一歩ずつ近づいた



「すみません。ここから先は…」



「私の母なんです!」



警備員に止められても私はお母さんの元へと進んでいった



「お母さん…!お母さん!」



目の前に行って何度呼びかけても反応しない



「宮本由依さんのご家族ですか?」



放心状態でいると警察の人に話しかけられた



「はい…」



その後、色々と事情聴取をされ家に帰れたのは5時間後だった

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