Sweet Love
「いいから俺の部屋に入れ。」



こ、怖い…



ただでさえ、目力がすごいのにそんな睨まれたら言うこと聞くしかないでしょ!!



「ほら、これ飲め」



「ありがとうございます…」



私の好きなホットココア…




「工藤先生ってココア飲むんですか?」



「まあ、たまにな。甘いもの好きだから」



そういえば、前甘いもの好きだって言ってた



「どうだ?体調は」



さっきよりは大分気分がいい



「ふらつきはもう無くなりました」



「そうか。ならよかった。それより、慎になにを言われてそんなに飲んだんだ?見た限り酒強くないみたいだけど?」



先生の部屋にあった写真が気になったから松田先生に聞いたなんて口が裂けても言えないっ!!



「それは…言えないです…」



「言えないことってなんだよ」



ビクッ



今まで聞いたことのない低い声に恐怖が募る



「お前さ、今日知らない男に襲われそうになったんだぞ?わかってんの?俺が来なかったらどうするつもりだったんだよっ!!!」




「いたっ…せんせ…やめて…」




腕をソファーに押さえつけられる痛さと恐怖で私の目からは涙が止まらない



「泣いたって痛い、やめてって言ったってな、1度理性失った男はやめられないんだぞ!!!もう少し女だってこと自覚しろ!!!」



「ごめん…なさい…」



私が謝ると工藤先生はまだ怒ってたけど、優しく起き上がらせてくれた

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