Sweet Love
「早く言え」



「う〜ん〜俺からは言えないね〜」



「は?」



「由愛ちゃんの口から直接聞きなよ〜」



ちっ…



「俺ら先帰るから。あんまり飲み過ぎんなよ」



「へいへ〜い」



そう言って由愛のカバンを持ち、出てこうとしたら…



「あ、そういえば」



「なんだよ」



「ここに入る前、由愛ちゃんのことガン見しては、ちょーかわいいって言ってる知らない男がいたから気をつけたほうがいいよ、紘人〜」



慎がそう言った瞬間、俺は急いで外に出て行った



走りながら、由愛を探していると、壁にもたれしゃがみこんでいる由愛と見たことない男がいた



大丈夫?なんて心配そうに声をかけてるけど、その顔は下心ありありで…



外に出ようと由愛の手に触れようとするのを見た俺は、その手を阻止した。



怒りをさらに刺激してくる男に俺の女と言って追い返した。



「由愛大丈夫か?」



未だにしゃがみこんでいる由愛に話しかけると顔を上げた



「工藤せんしぇい…」



真っ赤になって涙目で話す由愛が、かわいすぎて俺の理性はガタガタと揺さぶられたが、なんとかがんばって耐えた。



だが、これ以上顔を見るとまじで意識とびそうだったので抱きしめて顔見れないようにした

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